エンジニア転職のポートフォリオ|何を作るかと見せ方
「ポートフォリオを作った方がいいのは分かるが、何を作ればいいか分からない」。 エンジニア転職の準備で最も手が止まりやすいのがここです。この記事では、経験別の 要否判断から、評価される題材の選び方・見せ方までを整理します。
ポートフォリオは全員に必要なわけではない
まず前提として、必要性は経験によって大きく変わります。
- 未経験・実務1年未満:ほぼ必須。実務経験の代わりに技術力を示す唯一の材料です
- 実務2〜3年以上:実務経歴が主役。ポートフォリオは加点要素で、なくても選考は進みます
- 経験者で職種転換する場合(例:SIerからWeb系):転換先の技術での制作物があると説得力が増します
経験者は、ポートフォリオより先に職務経歴書の質を上げる方が効果的です。 職務経歴書メーカーで経歴を整理してから、足りない部分を制作物で補いましょう。
評価されるポートフォリオの3条件
採用側が見ているのは「作れるか」だけではありません。
- 動くこと:デプロイされていて、URLを開けば触れる。ローカルでしか動かないものは見られません
- 意図が説明されていること:なぜこの技術を選んだか、どこを工夫したかがREADMEに書いてある
- コードが読めること:命名・構成が整理されている。GitHubのコードは必ず読まれると考えます
逆に、チュートリアルの写経そのまま・雛形生成しただけのアプリは、むしろ評価を下げる ことがあります。小さくても「自分の判断」が入っていることが重要です。
何を作るか|題材の選び方
迷ったときの選定基準
- 自分が欲しいものを作る:課題設定が具体的になり、面接で語れるストーリーになります
- CRUD+αを入れる:認証・検索・外部API連携・非同期処理など、実務で使う要素を1つ以上
- 応募先の技術に寄せる:求人票の技術スタックと揃えると、即戦力の印象につながります
未経験者の目安
規模より完成度です。機能3つの完成したアプリは、機能10個の未完成アプリに勝ります。 テストコード・CI・エラーハンドリングまで入っていると、独学者の中で頭ひとつ抜けます。
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見せ方で損をしないために
- READMEに5点セットを書く:概要/デモURL/技術構成/工夫した点/今後の課題
- スクリーンショットか短い動画を載せる:開く前に全体像が伝わります
- 職務経歴書にURLを明記:GitHubとデモの両方。「ポートフォリオ有」だけでは開いてもらえません
- コミット履歴も見られる:一夜漬けの一括コミットより、積み上げた履歴が信頼されます
面接でどう語るか
ポートフォリオは提出して終わりではなく、面接の題材になります。
- なぜその技術を選んだか(比較した選択肢と判断理由)
- どこでつまずき、どう解決したか
- 今作り直すなら何を変えるか
この3つに答えられれば、制作物の規模に関係なく技術的な思考力を示せます。 完成したら市場価値診断で、現在のスキルセットの想定単価も確認してみましょう。
よくある質問
Q. ポートフォリオがないと転職できませんか? A. 実務経験が2〜3年以上あれば、なくても転職は十分可能です。未経験者は用意することを強くおすすめします。
Q. 何個くらい作ればいいですか? A. 完成度の高いもの1つで十分です。数を増やすより、1つに認証やテストなど実務要素を足していく方が評価されます。
Q. AIツールを使って作ってもいいですか? A. 使用自体は問題ありませんが、コードの意図を自分で説明できることが前提です。面接では必ず深掘りされます。
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