スキルシートの書き方|SESで評価される例文とNG例
スキルシートは、SES・客先常駐エンジニアにとって案件と単価を左右する営業資料です。 にもかかわらず、営業担当が作った雛形をそのまま使い回している人が少なくありません。 この記事では、案件面談で評価されるスキルシートの書き方を、例文とNG例つきで解説します。
スキルシートと職務経歴書の違い
混同されがちですが、役割が異なります。
- スキルシート:案件参画のための資料。技術要素と担当工程が主役で、氏名はイニシャルが基本。
- 職務経歴書:転職選考のための資料。成果や主体性、志向まで含めて自分を売り込む。
SESから転職する場合は、スキルシートを流用せず職務経歴書として書き直すのが鉄則です。 転職用には職務経歴書メーカーを使うと、質問に答えるだけで構成が整います。
評価されるスキルシートの基本構成
案件面談で見られる順に並べます。
- 技術スタック一覧:言語・フレームワーク・DB・クラウドを経験年数つきで表にする
- 案件経歴:新しい案件から順に。規模(人数)・担当工程・使用技術・役割を明記
- 担当工程の凡例:要件定義/基本設計/詳細設計/実装/試験/保守運用のどこを担ったか
- 自己PR・特記事項:得意領域、資格、リーダー経験など
とくに担当工程は単価に直結します。「実装・試験」だけの並びと「基本設計〜試験」では、 提示される案件のレンジが変わります。少しでも関わったなら正直に、かつ漏れなく書きましょう。
案件経歴の書き方と例文
NG例:作業の羅列
ECサイトの開発案件に参画。Javaでの実装を担当。
これでは何ができる人か伝わりません。規模・役割・技術・貢献を入れます。
OK例:役割と貢献が見える
ECサイト リプレイス案件(チーム6名) 詳細設計〜結合試験を担当。Java/Spring Boot/PostgreSQL。 検索機能の応答速度をクエリ改善で約40%短縮。後半は新規参画者2名のレビューも担当。
数値がなければ「レビュー担当」「障害対応の一次切り分けを担当」など、任されていた範囲を 書くだけでも評価は変わります。
技術欄で差がつくポイント
- 経験年数と習熟度を分ける:「3年・設計から可能」「半年・保守で使用」のように実態を書く
- 使っただけの技術を盛らない:面談で深掘りされて答えられないと逆効果です
- 直近1〜2年の技術を前に出す:古い技術の羅列より、今使える技術が重視されます
自分の技術スタックが市場でどう評価されるかは、市場価値診断で 想定単価として確認できます。シート更新の前に一度見ておくと、強調すべき技術が分かります。
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営業任せにしないための運用ルール
- 四半期に一度は自分で更新する:案件が変わったら2週間以内に反映
- 提出前に必ず目を通す:営業が編集した内容が実態とずれていないか確認
- バージョンを残す:面談で「シートに書いてある内容」を前提に質問されるため
スキルシートは自分の値札です。書いていないスキルは存在しないのと同じとして扱われます。
よくある質問
Q. スキルシートに書ける実績がありません。 A. 保守運用や試験だけでも、障害対応の件数や自動化の工夫など書ける貢献は必ずあります。「何を任されていたか」を主語にして書き出してみてください。
Q. 経験が浅い技術も書いていいですか? A. 書いて構いませんが、経験期間と習熟度(独力で可能/指導があれば可能)を正直に添えましょう。面談での深掘りに答えられる範囲が目安です。
Q. 転職活動にもスキルシートを使えますか? A. そのままでは不十分です。転職選考では成果・主体性・志向が問われるため、職務経歴書として書き直すことをおすすめします。
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